2026年6月12日、宇宙開発企業のSpaceXがNasdaq市場に上場します。評価額は約1.75兆ドル(約271兆円)と史上最大のIPOとなる見通しです。「SpaceXの株を買いたい」と思っている日本人投資家も多いでしょう。この記事では、SpaceXとはどんな会社か・なぜ今上場するのか・日本人が投資する方法を初心者向けに解説します。
■ SpaceXとは?

SpaceXは2002年にイーロン・マスク氏が設立した米国の宇宙企業です。当初は「人類を多惑星種族にする」という壮大なビジョンを掲げていましたが、現在は宇宙開発だけでなく衛星通信・AI・データセンター事業を展開する巨大インフラ企業に成長しています。
■ SpaceXの3つの主要事業

【事業①】ロケット打ち上げ(Falcon 9・Starship)
ロケット打ち上げ単価はFalcon 9が1回あたり7,400万ドル前後で、世界シェアは60%超と言われています。商業・政府案件の両方で優位性を保っています。
再利用可能なロケット技術を世界で初めて実用化したことで、打ち上げコストを大幅に削減しました。
【事業②】衛星通信サービス(Starlink)
2026年第1四半期では、SpaceXの全体売上46.94億ドルのうち、Connectivity部門(Starlink)が32.57億ドルを占め、売上比率では約69%となっています。
通信ビジネスはすでに約1,030万ユーザーを抱えており、SpaceXは事実上「宇宙インターネット企業」として上場することになります。
【事業③】AI・データセンター(xAI統合)
2026年2月、マスク氏はAIスタートアップのxAIをSpaceXに統合しました。xAIの大規模言語モデル「Grok」とSpaceXの衛星データを組み合わせることで、AI市場の投資家からも資金を集める戦略です。統合後の評価額は一気に1兆2,500億ドルに跳ね上がりました。
■ IPOの基本情報

2026年6月12日、SpaceXはNasdaq(ティッカー:SPCX)に上場します。評価額は約1.75兆ドルで、ゴールドマン・サックスが主導し20以上の投資銀行が引き受ける公募により最大750億ドルを調達します。評価額・調達額のいずれで見ても、これは人類の資本市場の歴史において最大の新規株式公開となり、2019年にサウジアラムコが記録した約290億ドルを大きく上回ります。
■ なぜ今上場するのか?

SpaceXが長年IPOを避けてきた理由は、Starshipの開発に集中するため上場企業としての四半期プレッシャーを避けたかったからです。しかし2025年以降Starlink事業が急速に黒字化し、財務状況がIPOに耐えうるレベルに達しました。
また従業員へのストックオプション問題も背景にあります。SpaceXの従業員はストックオプションを保有していますが、未上場のため現金化が困難でした。IPOにより従業員の株式が市場で売却可能になり、報酬としての魅力が向上します。
■ SpaceXの成長性
SpaceXは宇宙関連の総アドレス可能市場(TAM)を1兆ドル超と示しています。超大型ロケットStarshipが量産化されれば打ち上げコストをさらに引き下げつつ衛星大量投入が可能になり、StarlinkのグローバルカバレッジとV2衛星展開を加速できます。
■ 投資リスクと注意点

【リスク①】評価額が高すぎる可能性
Morningstarは「1.5兆ドルは高額だが不合理ではない」との慎重な分析を出しています。一方でStarlinkの加入者が年率80%超で増加している点を考慮すると成長性に対するプレミアムは正当化できるとの見方もあります。
【リスク②】イーロン・マスク氏への依存
イーロン・マスクは議決権の85.1%を保有しており、業績はマスク個人の判断に大きく左右される構造です。
【リスク③】IPO直後の株価変動
IPO直後は株価が大きく変動することが多いです。上場初日に飛びつくのではなく、株価が落ち着いてから購入することも有効な戦略です。
【リスク④】宇宙開発の不確実性
Starshipの開発遅延・失敗など、宇宙開発特有のリスクがあります。
■ NISAでインデックス投資をしている方への影響
SpaceXやOpenAI・Anthropicの上場は、直接IPOに参加できるかどうかだけの話ではありません。新NISA・投資信託・米国株ETFを通じて米国株指数に投資している場合、指数構成の変化は間接的に保有資産の中身を変える可能性があります。個別IPOを買わなくても、インデックス投資を通じて新しい企業群を保有する形になる場合があります。
■ 日本人がSpaceX株に投資する方法
【方法①】IPO(新規株式公開)に応募する
SpaceXのIPOに応募できるのは楽天・みずほ・SBI証券となっています。
→楽天証券で口座開設し、IPOに応募する
【方法②】上場後に米国株口座で購入する(最も簡単)
ティッカーシンボル「SPCX」でNasdaqに上場するため、米国株に対応した証券口座から購入できます。
【方法③】関連ETFで間接投資する
宇宙関連ETF・AI関連ETFを通じてSpaceXの関連銘柄に分散投資できます。
■ SpaceX株を購入できるおすすめ証券会社
【マネックス証券】
・米国株の取扱銘柄数が業界最多水準
・SPCX上場後、取扱開始後に購入可能(現在未定)
・米国株分析ツールが充実
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【Webull証券(ウィブル証券)】
・米国株取引手数料無料
・高機能なチャート・分析ツール
・上場後、取扱開始後に購入可能(現在未定)
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【moomoo証券】
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・機関投資家の売買動向を確認できる
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■ まとめ

SpaceXは宇宙と通信、生成AIを組み合わせた「次の時代の巨大インフラを握る企業」として評価されています。資本市場が見ているのは企業の看板ではなく、計算資源・電力・通信・AIモデル・物理インフラを誰がどれだけ押さえるかという本質的な競争です。
2026年6月12日の上場後、まずは少額から投資を検討してみましょう。まずは証券口座の開設から始めてください。
※投資には元本損失リスクが伴います。IPO株は価格変動が大きく元本を大きく下回る可能性があります。投資の最終判断はご自身でお願いします。当サイトは投資助言を行うものではありません。


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